退院して、自宅に帰る。
準備したもの第一弾。
移動用リフト。
手も足も動かない父。
ずっど、ベッドにいるわけじゃない。
入院中は、リハビリ室に行く
ご飯を食べるとき、車いすに移っていた。
家でも、ごはんは、気が向いたときに乗せるとして。
出かけるために車いすに乗らなければ。
そんなんで、最初、移動式の移乗用リフトをレンタルした。
病院でも使っていたし、それでいいよねって。
1回、病院で使い方習って
1回、自宅で業者さんに習って
まぁ、できるでしょって。

移動用リフト、手順が多い。
父を持ち上げるだけじゃなくて
ベッドに入れるときは、リフトの足を狭くして
車いすに移すときは、リフトの足広げて
さらに、父、重い。
畳の上、動かない。
リフトまで重く感じる
なんか、結構大変。
そして、イライラする。
誰かしら。
リフトのアームが顔に当たって
「痛いって!」
父、激怒。
「ボクサーみたいによけてよ!」
重いー!ってイラつく私
腰痛い、私無理って母。
何か月か使って、
一回動かなくなって
神の目をもつ、ケアマネさん
固定式のリフトにしません?って。
値段、少し高くなるけどって。
大丈夫です、手間をお金で解決させてください。って。

結果、すごく楽になった。
釣り上げた父を、部屋の中で押して歩かなくていい。
腰も、気持ちも、かなり楽になった。
「たかがリフト」と思っていたけど、
毎日の介護は、道具ひとつでこんなに変わるんだと知った。
固定式リフトなら、
私ひとりでも、ベッドから車いすに移すことができる。
車いすに移ったあと、
お尻をナイスポジションまで、
移動することはできないけど。
だって、父、重いから。
ケンカが減った気がする。
いつも、顔にリフトの棒当てないようにだけ気を付けている。
身体のシートの入れがいまいちでも、何も言わないけど
それだけは、マジ切れするから。
何度も当てたけど、
父は今日も元気です。
そして、このリフト
第二子のブランコになったり
長男の懸垂の鉄棒になったり
もしている。
本来の使い方とは違うけど、
M田家では今日も大活躍しているのは
業者さんには、見せられない光景である。

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