介護と子育てに奮闘する管理人です。
頸髄損傷の父との暮らしや、家族の介護のリアルを発信しています。
同じ悩みを持つ方の力になれたらうれしいです。

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動かない父がいる日常

バタバタと動く私。

洗濯をして、
風呂を入れて、
あっ、ご飯は母に業務委託。
皿を洗って、
「見てー!」
「いたーい!」
と呼ばれ、
子どもたちを追いかける。

はぁ、目薬?
今、できるわけないじゃん。

私、毎日よく動いている。

万歩計をつけたら、
結構な数字になる気がする。

そんな毎日の中で、
いつも同じ場所に父がいる。

ベッドの上。

頸髄損傷で、
自分では動けない父。

でも不思議なことに、
父の部屋にはいつも誰かいる。

「(ただい)まー!」

保育園から帰った第2子が、
真っ先に顔を出す。

「おかえりー!」

父が返事をする。

長男は、口うるさい母から逃げるため
こっそりゲームをしに行くこともある。

第二子は、
「ぱんまーん」
って、タブレットをしている父の横に潜りこむ。

第三子は、
気づけば父の足の間にちょこんと置かれて
笑っている。

父は、
握れない手にガラガラを引っ掛けられて、
必死に腕を動かす。

いいリハビリだ。

動けない父。

鳥みたいな孫が
集まる。

神社の大木みたいだな、
と思うことがある。

自分からは動かない。

でも、
いつも、そこにいてくれるから
子どもたちが行く。

子どもたちにとって、
父の部屋は安全地帯なのかもしれない。

……と思っていた。

ところが先日。

網戸の掃除を業者さんに頼んでいた。

知ったのは当日。

しかも、うん万円。

高い!!

なんで!?

私はムカついて、

「私も何かいいもの食べてやる!」

と思った。

だけど結局、
スーパーで値引きされていたドーナツを買った。

76円。

自分の貧乏性に、乾杯。


神社の大木だと思っていたけど、

そういえば、
うちの大木は勝手に動く。

しかも時々、
家族に何の相談もなく、
うん万円を使う。

忘れてたわ。

ちなみに、
絶対に謝らない。

怒りで、今日も
よく動けそうです。

今度、
長男のゲーム機と一緒に
タブレットも没収しようと思う。

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