第二弾、移動リフトの話。
リハビリ病院で
スプリングバウンサーで
リハビリをしていた父。
動かせない腕を吊るして
腕の重さを少なくして
少しの力でも腕を動かす事が出来る装具。
毎度、こちらで動かしてリハビリするのは現実的じゃない。
勝手に動かして、
リハビリしてほしい。
でも、高い。
20万円前後。
本物には見えない工夫が、きっとたくさんあるんだろう。
それでも、高いじゃん。
ほかにも、いろいろお金かかるのに。
一割負担にしても…悩む。
そこに、神のリハビリの先生。
僕、代わりになるもの考えますよ って、
えっ、作れるの?
すごいっ。
そして、
リフトに繋げて バウンサーになるもの作ってきてくれた。
父、それでせっせと腕を動かしている。
「それじゃ、腕上がりすぎる。痛い!」
「下げたって。分かったから、何分やるの?」
「15分」
「じゃぁ、それくらいに来るね」
腕が釣り上げられて、ナースコールを押せない父。
最初は、時間気にしていたけど
そのうち
「ごめん、忘れてた」
って、40分後。
「腕、痺れてる・・」
って。
リフトにつけるから、
上げ下げが簡単。
ベッドを起こしていても、
45度くらいギャッチアップしていても、
父の姿勢に合わせて高さを調整できる。
よくこんなの思いついたな。
神リハビリの先生、すごい。
リフトのアームがいい仕事する。
片方の腕を下げると、
もう片方が上がる。
ロボットみたいな動き。
本人はいたって真面目な顔で、
一生懸命リハビリ。
……ごめん、笑う。
第二子、父の部屋に行こうとする。
今、ロボット中だから、
後でね。って。
それでも、行く第二子。
腕を動かしながら、
「ちょうちょ」を歌うロボット。
試しに足にもつけて、
動かしていた時期もある。
でも、お尻の床ずれ悪化するから
今は、中止中。
「入院中より、可動域増えましたね。」
そう言われて、
少しうれしそうな父。
腕を取り付けるたびに、
「痛い。」
「もう少し下げて。」
「あと何分?」
ケンカも増えたけど
やった価値、ありましたね。母。

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