介護と子育てに奮闘する管理人です。
頸髄損傷の父との暮らしや、家族の介護のリアルを発信しています。
同じ悩みを持つ方の力になれたらうれしいです。

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父が帰ってくる前に、家族で旅行しておいてよかった。

M田家の日常

父が帰ってくる。

在宅介護が始まる。

そのための退院準備に追われる毎日。

福祉用具を決めたり。

家のことを考えたり。

介護のことを調べたり。

もう、頭の中は介護でいっぱい。

そんな中で、

やっておいてよかったことがある。

それは、

旅行。

そして、

今の生活を楽しむこと。


だって、いつまで続くか分からない

介護って、

いつまで続くのか分からない。

父が退院したときの状態が、

もしかしたら、一番動ける状態かもしれない。

そこから介護度が上がれば、

できることは少なくなるかもしれない。

そうなれば、

家族の自由も、少しずつ利かなくなる。

もちろん、そうなると決まったわけじゃない。

「母が旅行に行きたい」と言った。

父が帰ってきたら、必然的に母が見ることが多くなる。
今までみたいに、自由には動けなくなるかもしれない。

その思いは、母が一番強かったんだと思う。

父には、少し申し訳ない。
でも、私たちが何をしていても、父が入院していることに変わりはない。

退院準備で忙しい。

でも、母も労わらなくちゃ。

そんな思いで、旅行の計画を立てた。

「今できることは、今やっておこう。」

そう思った。


父を置いて、家族で旅行

そして、もう一つ。

父だけ連れて行かない旅行って、

なんとなく、

後ろめたい。

父は病院にいる。

これから家に帰ってくる。

そんな時に、

「私たちは旅行に行ってきまーす!」

って。

なんか、ちょっと申し訳ない。

でも、

行った。😂
父は、

「いってきな」

って。

少し寂しそうだったけど。

母、私、夫、子ども2人。

みんなで栃木へ。

那須の遊園地。

そして、

「見ざる・聞かざる・言わざる」で有名な神社へ。
父に、お守りも買った。

父は一緒に行けない。

でも、

ちゃんと父のことを考えている。

そんな感じだった。

退院準備でパンパンだった頭を、

いったん介護から離す。

遊ぶ。

食べる。

笑う。

普通に家族旅行をする。

それだけで、

かなりリフレッシュできた。

そして、

これから始まる介護生活へのキックオフ。

そんな旅行だった。

父を連れて行かない旅行。

だからって、

父を大切にしていないわけじゃない。

父には父の生活がある。

私たちには、私たちの生活がある。

その両方を大事にしていいんだと思う。

それに、子どもたちにとっては、

「じいじが介護になったから、遊びに行けなくなった」

そんな制限はかけたくなかった。

父が大好きな子どもたち。

だからこそ、

「じいじのせいで」

っていう空気は、作りたくなかった。

父のために、してあげることはある。

それは家族だから。

でも、

「父のせいで、できなくなった」

は、なし。

お互いに譲り合う。

父も家族も、それぞれの生活を大切にする。

私は、それでいいと思っている。

子どもには子どもの時間がある。

家族で出かける。

遊園地に行く。

旅行する。

そういう普通の時間も、

ちゃんと残しておきたかった。


父が帰ってきてからも、旅行に行く

そして、今思うと、

この旅行に行っておいてよかった。

なぜなら、

父が帰ってきてからも、旅行に行けたから。

もちろん、最初はちょっと後ろめたい。

「父を置いて行くのか……」

って気持ちはある。

でも、父が入院中に一度、家族で旅行している。

だから、

「今年も旅行に行ってくるね」

って、言いやすかった。

「去年も行ったしね。」

「今年も行ってくるね。」

そんな感じ。

一度やってみると、

意外と大丈夫だった。

父が帰ってきたからって、

家族の生活を全部変えなくてもいい。

旅行に行く。

子どもたちと遊ぶ。

家族で楽しむ。

そういう時間も、続けていい。


退院前の私は、レスパイトも知っていた

そして、これも後から大きかった。

レスパイト。

退院前の私は、レスパイトという制度自体は知っていた。

でも、

「うちは使わないだろうな」

って思っていた。

「父が帰ってきたら、家で見るもの。」

なんとなく、そう思っていた。

でも、実際は違った。

頼れるサービスがある。

父を誰かにお願いして、介護から離れる方法もある。

そして、

介護する側が休んでもいい。

これ、大事だった。

当時は、まだその意味をちゃんと分かっていなかった。


父が入院している間に行った旅行。

あのときは、

「父を置いて行くの、ちょっと悪いな」

と思った。

でも今は、

行っておいて、本当によかった。

退院準備で疲れていた私たちにとっても、

いいリフレッシュになった。

そして何より、

「介護が始まったら、家族の生活は終わり」

じゃないと分かった。

だから、

介護する側も、

ちゃんと自分たちの生活を楽しんでいい。

父の生活も大事。

でも、

私たちの生活も大事。

その両方でいいんだと思う。

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