尿道カテーテルが入っていた父。
頸髄損傷後、排尿が自分では難しいと
泌尿器科の先生に言われた。
寝たきりの父。
頻回なおむつ交換に比べたら、介護する側としては日々は楽。
まぁ、それなりにトラブルや手間はあるけど。
「尿道カテーテルが入ったまま家に帰るけど……
何を準備したらいいの?」
在宅介護のプロ、訪問看護師さんが、退院前からアドバイスをくれて
すごく助かった。
今回は、父が在宅介護になったときに
退院前に準備したものと、実際に家で使ったものをまとめます。
※我が家の場合の記録です。カテーテルの管理方法や必要物品は、状態や病院・訪問看護の指示によって異なります。
退院前に準備したもの
陰部洗浄のボトル(100均)
尿道カテーテルが入っていて、私が一番気になっていたのは
尿路感染症。
なので、訪問看護師さんに教えてもらった方法で、毎日洗っている。
石鹸をつけて、お湯で流す。
これ、使いやすかった。
■ダイソー ドレッシングボトル

尿を捨てる容器(100均)
1日1回は、尿袋から尿を捨てる。
後は、外出するときも。
あまり量が少ないと心配なので、尿量も分かるメモリがついていると便利。
在宅だから、時間も量もきっちりはしていないけど。
■ダイソー ワンタッチポット (取っ手付)1.5L
蓋もついているから、持ち運ぶときにこぼれないから安心。
1.5Lあるので、我が家では一日分を捨てる容器として使いやすかった。

カテーテルを固定するテープ・固定具
スタットロック
尿道カテーテルをお腹でテープで固定をするためのもの。
管を挟んで固定するのがついていて、動きに合わせて動いてくれる。
普通のテープだと、尿道カテーテルがあたるところに直ぐ水泡ができてしまった。
お高い、かかりつけ薬局で取り寄せてもらって購入した。
父の場合は、1か月くらい貼りっぱなしで使っていて、
テープ固定より皮膚の負担は少ないし
スタットロックにしてからは、水泡ができなくなった。
高いから辞めちゃうって、普通のテープに変えたら水泡できた。
くっそー。
父、皮膚弱め。
尿道カテーテルの挿入部と尿道カテーテルを巻く布
尿道カテーテルの挿入部から、浸出液が少し出るため、布を巻いている。
病院ではガーゼだったけど、
在宅ではさらしだったり、第三子が着なくなった肌着を切ったやつ。
尿道カテーテルには、途中で二つに分かれている部分がある。

皮膚にあたると水泡ができてしまうので、
2つのルートをまとめて、使わなくなった第三子のよだれ拭きのガーゼを巻いている。
父、皮膚弱め。
尿バッグを固定するもの
基本的に、尿バッグはカバーに入れている。
リハビリ病院の売店で購入。
来客も来るし、車椅子に移動もするし。
尿が見えないし、父の場合は首から尿バッグの紐をかけて移動できるので便利。

- ベッドにいるとき
ベッド柵にS字フックをつけて、そこにかけている。
床につかないことと、体より下の位置にすることは気をつけている。 - 車椅子に乗るとき
S字フックを背もたれいれて、尿バックの紐を調整してかける。 - 移動するとき
父は手で持てないので、我が家では尿バッグの紐を首にかけてもらって、一緒に移動。

防水シーツ
父の場合、尿道カテーテルから漏れたとしても、
オムツにおさまる程度だったので、使用せず。
尿道カテーテルが入っているから、パンツでもいいんだけど、
時々、急に
「便したい!」
となるので、常にオムツを履いてもらっている。
予備の尿道カテーテルセット
尿道カテーテルって、やっぱりトラブルも起きる。
本来、体に入っていないものだもの。
最近あったのは、尿漏れ。
原因は、これって断定できなかったけど
尿道カテーテルを交換して、
頸髄損傷の影響で過活動膀胱になっているかもってことで、
薬を追加して解決した。
あとは、発熱。
何が原因か特定できなかったけど、尿路感染症じゃないかということで、入院。
これまでに3回くらい、発熱で入院した。
そんな感じで、トラブルも起きる。
ショートステイ先で、往診の先生に来てもらって、
尿道カテーテル交換、ということもあった。
なので、我が家では、訪問看護師さんなどに相談したうえで、
予備で1セット常備している。
実際に家に帰ってみたら……
尿を捨てるのは、母の仕事。
最初は、尿量を見ないで捨てたり、
「測るのが当たり前」
と思っていた、元看護師の私。
「そんなの家じゃできない」
って母が言って、一回、家が炎上した。
まぁ、在宅介護ってやること多いから、
病院や医療職の「当たり前」が、そのまま家でできるとは限らない。
今は、訪問看護師さんに一日の尿量を書く表を1週間ごと作ってもらって、母が記入。
すると今度は、
「今日、おしっこ少ないんだけど。もう少し様子見ていいの?」
と、母が心配してくれる。
……。
ちゃんと記録してるじゃん。
最初は「そんなの家じゃできない」と言っていたのに。
父、あんた、幸せ者だよ。
尿道カテーテルがある生活で思ったこと
尿道カテーテルが入っていることで、おむつ交換の回数は減った。
寝たきりの父を介護する側としては、そこは正直ありがたい。
でも、尿漏れがあったり、皮膚トラブルがあったり、発熱したり。
3週間に1回の尿道カテーテルの交換も、父には負担だったりする。
サービスがない日の、尿道カテーテル挿入部の洗浄もある。
(忙しくて、やらない日も、やっぱりあるけど)
「入っているから何もしなくていい」わけではない。
そして、病院にいるときと違って、家では家族が生活の中で管理していく。
私は、慣れていたけど
管が曲がっていないか、体の下になっていないか
量は?尿袋の位置は?
大丈夫か、確認することはあるし
慣れるまで、母は大変だったと思う。
今は、もう完璧だけど。
だからこそ、退院前に訪問看護師さんからいろいろ教えてもらえたのは、本当に助かった。
病院と在宅は、やっぱり全然違う。
病院の専用のものなんて、家では無理。
在宅で、その家のやりやすいやり方って、大事だと思う。
だって、ずっとだもの。
我が家の場合は、100均で準備したものもあれば、ちょっとお高い固定具を買ったものも。
実際に家で生活してみて、必要なものも変わっていった。
在宅介護って、退院したら完成じゃない。
家で生活しながら、我が家に合う形に少しずつ変えていくものなんだなと思う。
適度に力を抜いて。
M田家の準備したもの一覧
- 陰部洗浄用ボトル
- 尿を捨てる容器
- カテーテル固定具(スタットロック)
- ガーゼ・さらしなど
- 尿バッグを入れる袋/カバー
- S字フック
- 予備の尿道カテーテルセット

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